お金の基本 節税

比較検討しよう!iDeCoの口座の管理のための手数料【重要】

会社員の方の節税対策にもなり老後資金の蓄えにもなるiDeCoにもいくつか注意点があります。
それは口座開設するときにどの金融機関を選択するのかという点です。

え、どこの金融機関でiDeCoを始めても一緒じゃないの?

こういう声もよく聞きますので、どういうことに注意して口座開設をすればいいのか本日は解説していきます。

なぜ会社員の皆さんがiDeCoを優先的に始めるべきなのかはこちらの記事で解説していますので、ご一読ください。

サラリーマンにおすすめのiDeCoとNISA徹底比較

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本記事の結論

先に本記事の結論から述べさせていただきますが、ネットで開設できる【SBI証券・楽天証券・マネックス証券】あたりでiDeCo用口座の開設を行うべきです。理由はそれらの金融機関の取り扱っている商品の種類の多さと管理手数料の低さです。

主要なインデックスファンドの取り扱いあり

いろんな投資信託に関する書籍を読み漁っていると、一昔前はこの金融商品はAという金融機関でしか取り扱っていない、あの商品はBという金融機関でしか取り扱っていないというように、欲しいインデックスファンドに手を出すにも環境があまり整備されておらず、複数の金融機関で口座を開設する必要があったそうです。
そう言った意味では今では非常に便利な時代になっており、比較的主要な金融機関であればよく耳にするようなインデックスファンドは一通り取り扱いがあります。

こんなことも

今ではあまりないのでしょうけど、ひどいケースですとせっかく口座を開いても運用会社がファンドを繰上償還してしまうこともあったようです。(※あらかじめ決まっていた信託期間が終了する前に、投資信託の運用が終了することを「繰上償還」といいます。 信託期間が決まっている投資信託が、当初予定していた期限(償還日)を待たずに償還することや、信託期間が無期限となっている投資信託が運用を終了することを繰上償還といいます。)
※参照:https://www.nam.co.jp/seminar/rescue/realize/1207394_4926.html
また、最悪なのは販売会社が自分の目当てのインデックスファンドの取り扱いをやめてしまったり、事業自体を終了してしまうみたいなこともあったみたいです。ですので、昔は複数の口座を管理することも非常に煩雑でユーザーの負担も大きかったそうです。

安定した実績

しかしながら、上述した僕のお勧め(というより一般的にも多くの方がお勧めしています)である【SBI証券・楽天証券・マネックス証券】ではそんなことはないと思っていただいて大丈夫です。
特にSBI証券は20年以上の実績もありますし、口座開設数も国内でナンバーワンの800万を超えています(2021年12月時点)。
残りのふたつも、楽天証券で500万程度、マネックス証券で200万程度ということで非常に多くの口座が開設されています。
この3つ以外も口座数で近しい数の金融機関もあるかもしれませんが、他にもこれらの金融機関を選ぶメリットはあります。

手数料(口座管理料)の低さ

【SBI証券・楽天証券・マネックス証券】が安定した実績のある優良な金融機関であることはお分かりいただけたと思いますが、これらの金融機関を選ぶメリットはその手数料の低さにあります。

もちろん、そもそもiDeCo口座なので運用益が非課税であったり、受取時の税制が優遇されていたりするのですが、毎月かかかる手数料(口座の管理にかかる費用)の低さが他の金融機関に比べて際立っています。

運用期間中にかかる費用(毎月)

口座管理費の比較

  • SBI証券 :171円/月
  • 楽天証券 :171円/月
  • マネックス証券 :171円/月

え、そんなに変わらんじゃんかよ〜

こんな声が聞こえてきそうなんですが、まずは他の金融機関との比較を見てみましょう。
大手のメガバンクと言われる銀行ですと、三井住友銀行(標準コース)で431円・三菱UFJ銀行も431円となかなかの差があることがわかります。

なるほどなぁー、何十年も運用するとなるとなかなかの差になりそうだね。

三菱UFJ銀行を選んだ時とSBI証券を選んだ時で毎月260円差がありますし、これを仮に35年継続した場合、約11万円もの差がつきます。

ここの差は非常に大きいと思っていますし、だからこそ慎重にどこの金融機関を選ぶのかは検討したほうがいいというわけです。

おすすめの商品例

最後に今日ご紹介した3大証券のおすすめの金融商品をご紹介して本記事を締めくくりたいと思います。

SBI証券のiDeCoお勧め:SBI・全世界株式インデックス・ファンド

こちらの商品は運用管理費・信託報酬(上記の毎月かかる口座管理費とは別)は年率0.1102%と非常に低いです。というよりどの商品と比較しても最も低いレベルの年率となっています。「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」という指数に連動するインデックスファンドとなっており、全世界というだけあって日本・先進国・新興国を含む全世界の大型〜小型の株式にこれ一つで投資できるという優れものです。

楽天証券のiDeCoお勧め:楽天・全世界株式インデックス・ファンド

これは楽天投信信託投資顧問という運用会社が運用している商品で、年率0.212%とまぁまあぁ低い信託報酬が特徴です。SBI・全世界株式インデックス・ファンドと同じく「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」という指数に連動してます。

マネックス証券のiDeCoお勧め:eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)

みなさんもよくお聴きになったことがあるであろうeMAXISシリーズの全世界バージョンです。SBI証券の全世界株式インデックス・ファンドほどではないのですが、年率0.1144%で非常に低い年率が特徴的です。
余談にはなりますが、マネックス証券では普通の課税口座でも、つみたてNISAでもiDeCoでも全て同じファンドに投資できるのが特徴的です。

さて、本記事でいかに3大証券会社での運用がお得かおわかりいただけたかと思います。

iDeCoについてはいくつか記事を書いていますが、より概要的な内容をお知りになりたい方はこちらの記事から勉強をしてみてください。

セルフバック
【簡単】サラリーマンのiDeCoで節税術・概要篇

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  • この記事を書いた人

ミツ

ブロガー【経歴】上智大学 ▶︎新卒で物流系企業入社 ▶︎大手衣料系メーカーへ転職 ▶︎Web広告代理店へ転職(現職) ▶︎ミツのブログ運営中 ▶︎ 広島出身の32歳

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