俺みたいな凡人サラリーマンはiDeCoとNISAどっちがいいんだろう??
よくあるこんな質問に今日はお答えしていきたいと思います。
結論、投資したお金をいつ受け取りたいか(目的)によって異なります。
ただし、僕個人的にはiDeCoに優先的に取り組むことをお勧めいたします。
iDeCoもNISAもどちらも税制上、投資に有利な専用口座であることには変わりありません。
では一体どのような違いがあるのか紐解いていきます。
本記事のゴール:会社員にとっておすすめの選択肢が自分で選択できるようになる
iDeCoとNISAの概要
iDeCoもNISAも全くと言っていいほど仕組みも目的も異なります。どちらも投資用の口座であることにかわりないですが、iDeCoは正式名称「個人確定拠出年金」と年金が名前につく通り、老後の資金のための投資が目的となります。
一方でNISAは「少額投資非課税制度」が正式名称で 自由に解約することができますので、非常に流動性の高い専用口座となっています。
どちらも国主導で投資を後押しする仕組みです。上述の通りiDeCoはより老後資金としての特質が強い運用方法です。NISAは非課税になる期間が決まっていますが、いつでも解約できるのが特徴的です。こちらはどちらかというと比較的近い未来のための運用方法とイメージするといいでしょう。
年齢的な制限がある
65歳以上の方はiDeCoは利用できません。
iDeCoが「個人確定拠出年金」であるとおり、年金の代わりとなる制度です。そのため、65歳以上の方はそこからiDeCo口座で資金運用を行なって年金代わりの資産運用が不可能です。
それぞれのお得なポイント
通常の投資であれば投資に対する運用益や売却時にかかる売却益に所得税と住民税を合わせた20%の税金がかかりますが、国の税制優遇によって大きな節税効果が得られるのが、iDeCoとNISAのポイントです。iDeCoは掛け金が所得控除になるほかにも年金として受け取る分も税制優遇が受けられます。NISAは運用益や売却益が一定期間非課税になります。
簡単なiDeCoとNISAの違いがわかったところで、今日は僕のお勧めしているiDeCoについて深掘りしていくよ!
iDeCoの特徴
60歳まで引き出しできない
繰り返しになりますが、iDeCoの正式名称は「個人型確定拠出年金」です。要は年金の一種なんです。
公的年金に加入している20~60歳であれば誰でも利用できます。ただし、勤め先に独自の企業年金がある場合は、利用できない可能性がありますので、勤め先の人事部や給与系の部署の担当者に聞いてみましょう。
ここで1番のiDeCoのメリットです。
掛け金が所得控除される
さらに60歳以降に受け取るお金にも税制優遇があり、とても効率よく資金運用ができますので老後の資金作りをしたい場合はiDeCoがお勧めです。
これが僕がiDeCoを激推ししている理由です。
あとは一緒に覚えておきたいiDeCoのポイントをご紹介します。
iDeCoの覚えておきたいポイント
- 投資額は5000円以上から、1000円単位で運用が可能
- 運用商品には元本確保型(定期預金など)とそうでないもの(投資信託)の2種類
- 運用する商品はiDeCoをサービス展開している金融機関(SBI証券や楽天証券など)の商品を選ぶ
- 運用益や許容できる損失を考えて商品を組み合わせることもでき、金額の変更も可能
- 税制優遇は①投資額の所得控除②運用益非課税③受取時の税制優遇
これを頭に入れておきましょう。
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企業型確定拠出年金を学びながら、商品と特徴を学ぶ!
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こちらの記事では多くのサラリーマンが加入しているであろう企業型確定拠出年金(DC)について書きつつ、
元本確保型の商品の特徴にも触れていますので、ぜひ併せて読んでみてください。